Data heals tomorrow

Medical AI Nexus

そのデータは未来の医療の希望になる

日々の診療で生まれる膨大な医療データ。もし、その価値をAIで最大限に引き出すことができたら、診断、治療、そして予防のあり方はどう変わるでしょうか?

「Medical AI Nexus」は、その可能性を現実にするための「知の羅針盤」です。

AIという道具を手に、データという大海原へ漕ぎ出すための知識と技術を、初学者にも分かりやすく、実践的に提供します。

私たちは、AIが医療者に取って代わるのではなく、医療者の能力を拡張するための最高のパートナーになると信じています。

さあ、私たちと共に、データ駆動の医療変革に向けた旅を始めましょう。

(”Medical AI Classroom”は、”Medical AI Nexus”に名称変更しました。)

未来の医療を共に創りませんか?
共同研究や新規事業開発にご関心のある方や、講義・講演依頼は、ぜひこちらからご連絡ください!

講師・管理人:髙﨑 洋介(医師・医学博士・MBA)
Dr. TAKASAKI Yohsuke, MD, PhD, ScM, MPA, MBA, FRSM

AI physician-scientist・連続起業家・元厚生労働省医系技官・医師・医学博士・ハーバード大学理学修士・ケンブリッジ大学MBA・コロンビア大学行政修士。
岡山大学医学部卒業後、内科・地域医療に従事。厚生労働省入省、医療情報技術推進室長、医療国際展開推進室長、救急・周産期医療等対策室長、災害医療対策室長等を歴任。文部科学省出向中はライフサイエンス、内閣府では食の安全、内閣官房では医療分野のサイバーセキュリティを担当。国際的には、JICA日タイ国際保健共同プロジェクトのチーフ、WHOインターンも経験。
退官後は、日本大手IT企業にて保健医療分野の新規事業開発や投資戦略に携わり、英国VCでも実務経験を積む。また、複数社起業し、医療DX・医療AI、デジタル医療機器開発等に取り組むほか、東京都港区に内科クリニックを開業し、社外取締役としても活動。
現在、大阪大学大学院医学系研究科招へい教授、岡山大学研究・イノベーション共創機構参事、ケンブリッジ大学ジャッジ・ビジネススクールAssociate、広島大学医学部客員教授として、学術・教育・研究に従事。あわせて、医療者のための医療AI教室「Medical AI Nexus」を主宰。
社会医学系指導医・専門医・The Royal Society of Medicine Fellow

最新コンテンツ

シリーズ別メニュー

目次

[Series F] Frontier Insights 医療AI最前線を徹底解剖
Deep Dives into Cutting-Edge Medical AI

最先端のAI論文・技術動向に加え、制度改革や規制対応、新規ビジネスの展望まで──このシリーズでは、医療AIを取り巻く「知」と「現場」と「市場」の最前線を深掘りします。単なる技術紹介では終わらせず、社会実装の壁と突破口を解説。医療者・研究者・起業家が未来の選択肢を見つけるための、実践知のナビゲーターです。

記事が見つかりませんでした。

[Series B] 医療に関わる人のためのAI教室【基礎編】
Medical AI Classroom: A Beginner’s Guide for Clinical Professionals

コース概要

「AIが医療を変える」という言葉を毎日のように耳にするけれど、一体どこから学べばいいのか分からない…。そんな、多忙な医療現場の第一線でご活躍される皆様のために、本講座は生まれました。

本講座『医療に関わる人のためのAI教室【基礎編】』は、複雑な数式やプログラミングをいったん脇に置き、AIの「考え方」と「使われ方」の本質を、豊富な医療事例と直感的なアナロジーで解き明かすことに特化した入門コースです。

[Series P] Medical AI with Python:Pythonで学ぶ人工知能の理論と実装

項目内容
コース概要医療従事者・研究者向けの、PythonとPyTorchによる医療AIの理論と実装を学ぶ包括的講座です。
プログラミング初学者でも安心の、環境構築とPythonの基礎からの丁寧な解説からスタートします。
CNN、RNN/LSTM、Transformer、生成モデル(VAE/GAN/拡散モデル)、PEFT(LoRA)など、基礎から最先端技術までを網羅します。
理論・実装・医療応用をバランス良く学び、実践的なAI開発スキルを習得することを目指します。
対象者AIを自身の研究や臨床に応用したい医師、歯科医師、薬剤師、看護師、保健師、医学研究者 医療分野でのキャリアを目指す学生(医学生、薬学生、理工学系など) 臨床開発・創薬・医療機器開発にAIを活用したい企業の研究開発職の方 プログラミングスキルを医療分野で活かしたいエンジニアやデータサイエンティスト
※プログラミング経験は一切問いません。強い興味と学習意欲さえあれば大歓迎です。
目的と学習目標目的: AIを単なる利用者ではなく、自ら「創造」し「科学的に評価」できる人材になること。
学習目標: Pythonによるデータ分析と可視化の基礎スキル 深層学習の理論(誤差逆伝播など)の直感的理解 PyTorchによる主要モデル(MLP, CNN, RNN, Transformer)の実装能力 AI開発の全ワークフロー(データ前処理〜評価)の完遂能力 最先端技術(生成モデル, PEFT等)と医療倫理の理解
最終的なゴール臨床や研究現場の課題に対し、どのAI技術が最適かを自ら判断し、適切なモデルを構築・評価できる、自立した医療AI開発者・研究者になる。 AIという「新しい聴診器」を手に、未来の医療を自らの手で切り拓く力を得る。

最新コンテンツ

[Series P] Medical AI with Pythonコースの全体像

Medical AI with Python 1. 準備・ウォームアップ 1. 環境構築とPython 2. 誤差逆伝播と自動微分 3. ニューラルネット構築 2. 数学と直感 4. 線形代数 5. 微分と勾配 6. 計算グラフと誤差逆伝播 3. PyTorchの基礎 7. PyTorch入門 8. PyTorchでNN定義 9. 損失関数と最適化 10. 活性化関数と正則化 11. ミニバッチとDataLoader 12. 学習の可視化と評価 4. 応用モデルと実践 13. 総合演習:疾患予測 14. PyTorch画像処理 15. PyTorchとRNN/LSTM 16. 過学習対策 17. モデル保存と推論 5. 総まとめプロジェクト 18. ミニプロジェクト 6. 拡張編:最新テクニック 19. 正規化と重み初期化 20. ResNet 21. 学習率スケジューリング 22. Transformer 23. VAE / GAN 24. 拡散モデル 25. 自己教師あり学習 26. Vision Transformer (ViT) 27. ResNet / DenseNet 28. PEFT (LoRA) 29. Zero/Few-shot 学習 30. 大規模モデル活用 31. AI倫理とXAI 32. 強化学習入門 7. 最先端編:AIのフロンティア 33. 推論とDeep Thinking 34. GNN入門 35. Mixture of Experts (MoE) 36. 推論最適化 37. AI for Deep Research 38. ゲノムAI 39. デジタルツイン 40. AIと因果推論 41. ワールドモデル 42. 量子コンピューティング

第1部:準備・ウォームアップ

第2部:数学と直感の融合(理論をコードへ)

第3部:PyTorchで学ぶ深層学習の部品と構造

第4部:応用モデルと実践トレーニング

第5部:総まとめプロジェクト

  • 第18:学んだ要素を活かしてミニプロジェクトを作ろう
    └ 任意のデータで自由課題:分類・回帰・時系列など

第6部:【拡張編】深層学習テクニックと最新モデルへの導入

第7部:【最先端編】AIの次なるフロンティア

  • 第33回:推論とDeep Thinking — 次世代AIの思考と判断を支える技術
     └ 推論 / 深い文脈理解 / 思考プロセスのモデリング / 複雑な判断 / 連鎖的推論
  • 第34回:Graph Neural Networks (GNN) 入門 — 分子構造・疾患ネットワークを「関係性」で捉える
     └ 分子構造 / タンパク質間相互作用 / 遺伝子ネットワーク に対応するGNNの基礎
  • 第35回:Mixture of Experts (MoE) — 専門家集団(AI)による「賢い」巨大化の実現
     └ Expert を選択的に呼び出す / 計算効率 / Mixtral などの手法
  • 第36回:大規模モデルの推論最適化 — 量子化・蒸留・投機的実行でAIを高速化する
     └ 量子化 / 知識蒸留 / 投機的実行 による推論高速化技術
  • 第37回:AI for Deep Research — AIによる仮説生成と科学的発見の自動化
     └ AI Scientist / 仮説生成 / 研究の自動化 の最前線
  • 第38回:ゲノムAIの最前線 — 塩基配列を言語として読み解くゲノム基盤モデル
     └ Genomic-BERT / DNABERT / 非コード領域の解析 などを扱う
  • 第39回:デジタルツインとIn Silico臨床試験 — AIで患者の未来をシミュレートする
     └ デジタルツイン / 仮想患者 / In Silico試験 による個別化医療
  • 第40回:AIと因果推論 —「相関」の先にある「原因」を探る
     └ 構造的因果モデル / 傾向スコア / 治療効果の推定
  • 第41回:ワールドモデル — AIが世界の「シミュレータ」を内在化する時
     └ 内部モデル / 未来予測 / 少量データ学習
  • 第42回:量子コンピューティングと医療AI — 計算の次なる革命と未来展望
     └ 量子コンピュータ / 創薬 / ゲノム解析 への応用

[Series G] 作って理解する!シリーズ医療×生成系AI
Learn by Building: Healthcare × Generative AI Series

本講座は、医療分野の第一線で活躍する医師や研究者の皆様が、生成AI(Generative AI)の基本から実践的なプログラミングまでを体系的に学び、ご自身の臨床や研究に直接応用できるスキルを習得することを目的としています。初学者の方でも、最終的には自身の課題を解決するAIモデルを構築できるレベルを目指します。

項目内容
コース概要本講座「作って理解する!医療×生成系AI」は、医療分野の第一線でご活躍される医師や研究者の皆様が、今まさに世界を席巻している生成AI(Generative AI)の基本から、PythonとPyTorchを用いた実践的なモデル構築までを体系的に学び、ご自身の臨床や研究に直接応用できるスキルを習得することを目的とした、超実践的オンラインコースです。
「作って理解する(Learn by Building)」をコンセプトに、AI開発の環境構築から始め、Transformerや拡散モデルといった最新技術の核心を掴み、「診断支援AI」「論文要約」「創薬支援」「医療対話AI」など、医療現場の具体的な課題を解決するアプリケーションを一つ一つご自身の手で構築します。
最終的には、開発したAIを安全に運用するためのMLOpsや、説明可能なAI (XAI)、医療AIに不可欠な倫理までを網羅し、アイデアを「形」にし「社会に届ける」までの一連のプロセスを完全走破します。
対象者このコースは、生成AIという革命的なツールを手に、医療の未来を自ら創造したいと考える、すべての方々のために設計されています。
主な対象者: 日々の臨床や研究課題をAIで解決したい医師、歯科医師、薬剤師、看護師、保健師等 自身の研究に生成モデルやLLMを応用したい医学研究者、生命科学研究者
こんな方にもおすすめです: 最先端のAI技術を学びたい医学生、薬学生、理工学系の学生 臨床開発・創薬・医療機器開発にAIを活用したい企業の研究開発職の方 プログラミングスキルを医療分野で活かしたいエンジニアやデータサイエンティスト
※ プログラミング経験は一切問いません。Pythonの初歩から丁寧に解説しますので、強い興味と学習意欲さえあれば大歓迎です。
目的と学習目標目的: 生成AIのポテンシャルを、医療という専門性が高く倫理性が求められる領域で、安全かつ効果的に活用できる「次世代の医療AI人材」を育成します。AIを「魔法」としてではなく、その仕組みを理解した上で、課題解決のための「強力な道具」として使いこなせるようになることを目指します。
学習目標:
【基礎技術】 Pythonプログラミング、医療データの前処理、Transformer等の必須知識を習得する。
【モデル実装】 医用画像(CNN)、臨床文書(Transformer)、生体信号(RNN)など、データ形式に応じたAIモデルをPyTorchで実装できる。
【生成AIの核心】 VAE, GAN, 拡散モデル等の仕組みを理解し、合成データ生成や創薬支援に応用する能力を身につける。
【大規模モデル活用】 GPT-4VやMedPaLM等をAPI経由で、自身のアプリケーションに組み込むことができる。
【責任あるAI】 医療AIに不可欠な、倫理、プライバシー保護(連合学習)、説明可能性(XAI)、継続的運用(MLOps)に関する知識を身につける。
最終的なゴール自身の臨床現場や研究室で直面する課題に対し、「この課題は生成AIで解決できるかもしれない」と仮説を立て、適切なモデルを選択・実装し、プロトタイプを構築できる。
さらに、そのAIがもたらす価値とリスクを深く理解し、倫理観を持って社会実装を推進できる、医療AIイノベーターになること。
AIに「作らせる」ことで、これまでにない解決策を生み出す。この講座が、そのための、創造的でエキサイティングな冒険の始まりとなることをお約束します。

最新コンテンツ

[Series G] Medical Generative AI: コースの全体像

Medical Generative AI 1. 基礎固め 1. 生成AIイントロ 2. Pythonと深層学習 3. 医療データハンドリング 4. 基盤モデルと医療AI 2. 臨床応用I: 診断・業務 5. 医用画像診断支援 6. 臨床文書の要約・構造化 7. 生体信号・音響データ解析 8. 患者との対話AI 3. 臨床応用II: 研究・個別化 9. AI創薬とゲノム医療 10. シミュレーションとデジタルツイン 11. AIによるデータ拡張 12. 自律型AIエージェント 4. 実装とガバナンス 13. 倫理・法規制・プライバシー 14. 説明可能なAI (XAI) 15. 性能評価とチューニング 16. MLOps 17. 連合学習 18. 最新トレンドと研究 5. 発展トピック 19. 発展トピック

第1部:医療AI開発の基礎固め

この部では、生成AIの可能性を理解することから始め、実際の開発に不可欠なプログラミング技術と医療データ特有の取り扱い方を学び、AI開発の強固な土台を築きます

第2部:臨床応用I:診断能力の拡張と業務効率化

この部では、日々の臨床業務に直結する「診断」と「レポーティング」に焦点を当て、AIを用いていかに精度を高め、負担を軽減するかを具体的な実装を通して学びます。

  • 第5回: 医用画像診断支援AIの開発
    • 5.1 診断支援AIの基礎:CNNを用いた画像分類・セグメンテーション
    • 5.2 マルチモーダルAI(CLIP等)による画像とテキスト情報の統合的解釈
    • 5.3 画像キャプションモデルによる、医用画像からの診断レポート草案の自動生成
    • 5.4 実際の医用画像データセットを用いた診断支援モデルの構築
  • 第6回: 臨床文書の海から「知」を掘り起こす — AIによる要約・構造化入門
    • 6.1 Transformerベースのモデルによる、論文や診療ガイドラインの高速要約
    • 6.2 電子カルテの自由記述から重要な情報を抽出・構造化する手法
    • 6.3 膨大な医学文献から新たな知見を発見するリサーチ支援AI
    • 6.4 テキスト生成モデルの評価指標(ROUGE, BLEU)と臨床的有用性の評価
  • 第7回: 聴診器の次に持つべきはAI? 生体信号・音響データの解析とモニタリング
    • 7.1 RNN/Transformerを用いた時系列データ解析の基礎
    • 7.2 心電図・脳波等の生体信号からの異常検知モデル
    • 7.3 心音・呼吸音・咳の音響解析による診断支援AIの開発
    • 7.4 ウェアラブルデバイスと連携した連続的バイタルサインモニタリング
  • 第8回: AIは、患者と医療の「言葉」をどう繋ぐのか?
    • 8.1 LLMを活用した医療情報提供・問診補助チャットボットの構築
    • 8.2 プロンプトエンジニアリングによる、安全で共感性の高い対話の実現
    • 8.3 音声認識(STT)・音声合成(TTS)による診察記録の自動化と患者向け音声案内
    • 8.4 患者エンゲージメントを高めるデジタルヘルスへの応用

第3部:臨床応用II:研究開発と個別化医療の加速

この部では、創薬、医学研究、シミュレーションといった、医療の未来を創る研究開発分野に焦点を当て、生成AIがもたらすブレークスルーを体験します。

第4部:実装とガバナンス:責任あるAIの社会実装

この部では、開発したAIを実際の臨床現場で安全かつ倫理的に運用するための知識と技術を学びます。モデルの信頼性を担保し、継続的に改善していくための、いわば「臨床応用の作法」です。

第5部:発展トピック

  • 第19回〜: 発展トピック
    • (継続的な学習のため、最新の論文や技術動向に基づき、随時トピックを追加)

[Series M] AIの数学:医療者のための、やさしく学べる数理入門 /
Math for Medical AI: A Gentle Introduction to the Numbers Behind the Intelligence

項目内容
コース概要医療従事者・研究者向けに、AIの背景にある数学を「直感的」に理解することに特化した、やさしい数理入門講座です。
難しい数式の暗記ではなく、「なぜそれが必要か?」を医療現場での応用例から紐解き、数学の本質を学びます。
線形代数(データの表現)、微分(学習の仕組み)、確率・統計(不確実性の扱い)の3本柱を中心に解説します。
豊富な医療事例とアナロジーで、「数学アレルギー」の方でも挫折させない構成を目指します。
対象者AI論文に出てくる数式の意味を知り、内容をより深く理解したい医師・医学研究者。
「数学が苦手」という意識があり、AIの学習に一歩踏み出せなかった全ての医療従事者・学生。
AIモデルの挙動や限界を、その数理的な背景から理解したいと考える方。
※ 高校数学レベルの知識があれば十分ですが、強い興味があれば知識は問いません。
目的と学習目標目的:
AIの「ブラックボックス」を数理的な観点から解き明かし、技術の仕組みと限界を理解することで、AIをより賢く、安全に活用できる人材になること。
学習目標:
ベクトル・行列が、医療データをどう表現しているかを説明できる。
微分・勾配が、AIの「学習」プロセスで果たす役割を直感的に理解できる。
確率・統計の考え方が、AIの予測の「不確かさ」をどう扱うか理解する。
AI論文の数式を見て、その概要と目的を臆することなく読み解けるようになる。
最終的なゴールAIの挙動を「魔法」ではなく、数理に基づいた「ロジック」として捉えられるようになる。
新しいAI技術や論文が登場した際に、その背景にある数学的なアイデアを推察し、その技術の本質的な価値と限界を、自ら見極めるための「知的な足腰」を鍛える。

最新コンテンツ

第0部:AIを支える数学のすべて

第1部:数学アレルギーでも安心!直感でつかむAIの基本構造

第2部:AIの学習を支える数学:微分・最適化・勾配の力

第3部:確率・統計・非線形の力でAIの賢さを深掘る

  • 第7回:確率とSoftmax関数 — AIはどのくらい自信があるのか?
     → 予測の“確からしさ”を表現する確率とソフトマックス関数
  • 第8回:固有値と次元削減 — 主成分分析(PCA)で本質を見抜く
     → 多次元データから本質的特徴を抽出する主成分分析
  • 第9回:非線形関数とReLU — 「単純じゃない」世界を扱う数学
     → 複雑な判断を可能にする活性化関数と非線形性の導入

第5部:総まとめ:AIの数学で医療の未来を読み解く

  • 第10回:AIの数学で何ができるようになったのか?
     → 医療応用につながる数学の理解とその展望

[Series S] AIの統計学:データから“意味”を引き出し、AIと対話するための統計入門 /
Statistics for Medical AI: A Gentle and Practical Guide to Understanding Data, Uncertainty, and Decisions Behind AI

第1部:医療者のための統計直感トレーニング

  • 第1回:AIと統計学の関係とは?
     → 統計がAIの「目」と「判断力」を支える理由の理解
  • 第2回:平均・分散・標準偏差 — データの“空気感”をつかむ指標
     → 医療データの傾向やばらつきを数値で捉える基礎
  • 第3回:正規分布と中心極限定理 — なぜ「山なり」がAIに重要なのか?
     → 分布とサンプルの関係を知ることで予測の信頼性を高める

第2部:AIに活かす推測統計と確率的思考

  • 第4回:確率とは何か? — 「偶然」に向き合うAIの姿勢
     → 不確実性を扱うために必要な確率の直感的理解
  • 第5回:信頼区間とp値 — 医療統計でよく見る指標の本質
     → 統計的に“意味がある”とは何かを理解する
  • 第6回:仮説検定とベイズ推定 — AIの判断をどう支えるか?
     → 検定と信念更新の数理から、AIの意思決定の枠組みを知る

第3部:AIモデリングに使われる統計の応用

  • 第7回:回帰分析 — AIの予測を支える「関係性」の数理
     → 線形回帰からロジスティック回帰まで、予測と分類の基本
  • 第8回:交絡・多重共線性・因果推論 — AIの誤解を防ぐために
     → 医療統計でありがちな落とし穴とその見抜き方
  • 第9回:特徴量選択とモデル評価指標 — 統計と機械学習の交差点
     → 精度・再現率・AUCなどの指標の意味と使い分け

第4部:総まとめと応用展望

  • 第10回:統計で読み解くAIの判断と限界
     → AIの裏側で動く統計的処理を知り、信頼と応用につなげる

[Series L] 言葉と医療をつなぐAI:自然言語処理(NLP)入門シリーズ /
Natural Language Processing for Healthcare: From Understanding Text to Clinical Intelligence

第1部:AIが医療の言葉を扱えるようになるまで:トークナイズと分散表現の世界

– 医療文書をAIが「読む」ための前提知識と、単語の意味を数値化する仕組みを学ぶ

  • 第1回:医療における自然言語処理(NLP)とは何か?
     → 医療現場にある非構造データ(カルテ・看護記録・論文)とNLP技術の全体像
  • 第2回:文を「分ける」ってどういうこと?– トークナイズと形態素解析の仕組み
     → AIが日本語医療文書を扱う際の文節分解・単語抽出・サブワード処理の基本技術
  • 第3回:単語の意味をベクトルで表す – 分散表現とEmbeddingの考え方
     → Word2Vec・BERTなどにより「意味の近さ」を数値で測る仕組みを学ぶ

第2部:医療文書を「理解する」AI:構文・分類・抽出の技術

– 医療記録や診療情報から意味を抽出し、構造化・分類するための方法を学ぶ

  • 第4回:文の構造を読み解く – 構文解析と依存関係の考え方
     → 医療文中の主語・述語・修飾語などの関係性を可視化・理解する技術
  • 第5回:カルテから疾患名を判別できる?– テキスト分類の基本と実装
     → BoW・TF-IDF・BERTなどを用いた分類器と医療応用(疾患分類・感情分析)
  • 第6回:薬剤名や症状を抽出する – 固有表現抽出(NER)とキーワード抽出
     → 医療文書から意味のある単語(エンティティ)を取り出すルールと学習モデル

第3部:文脈を「読む」AIの中身:Transformerと要約技術

– BERTやGPTなどが文脈を理解する仕組みと、長文要約への応用を学ぶ

  • 第7回:BERTとは何か?– 自己注意と文脈理解の仕組み
     → TransformerとSelf-Attentionの直感的理解と、BERTの医療分野応用
  • 第8回:カルテを自動でまとめるには?– 医療文書の自動要約技術
     → 抽出型と要約型の違いと、BART・T5などによる臨床要約の導入

第5部:応答し、活用するAI:生成モデルと医療応用実践

– GPTなどの生成モデルを活用した医療チャットボットと、応用ミニプロジェクトに挑戦

  • 第9回:GPTはどうやって文を「創る」のか?– 生成モデルと医療QA
     → 自己回帰型モデルの仕組みと、医療チャットボットにおけるリスクと工夫
  • 第10回:自分のテーマにNLPを活用してみよう – 医療×NLPミニプロジェクト
     → 医療者自身の領域で「自分ごと」としてNLPを活用する実装と発表体験

[Series R] 強化学習で進化するAI医療 /
Evolving AI Medicine with Reinforcement Learning

第1部:強化学習の基礎と医療応用の入口

  • 第1回:強化学習(RL)とは何か – 医療分野へのインパクト
     → 試行錯誤を通じた学習による医療意思決定最適化の枠組み
  • 第2回:マルコフ決定過程(MDP)と医療シナリオへの定式化
     → 医療行動とその結果を数理モデルで表現するための構造
  • 第3回:テーブルベース強化学習(Q学習, SARSA) – 初歩的実装
     → 状態と行動の価値を蓄積する基本アルゴリズムの仕組み
  • 第4回:探索戦略と報酬設計の深堀り – 医療特有の倫理・安全
     → 医療現場における学習のバランスとフィードバックの設計
  • 第5回:関数近似とDeep Q-Network(DQN)への入り口
     → 大規模状態空間への対応と深層学習の導入

第2部:高度化するQ学習と政策学習・安全性

  • 第6回:DQNの改良版と医療への拡張(DoubleDQN, Dueling, etc.)
     → 過学習や過信を防ぐための強化学習の発展手法
  • 第7回:ポリシーベース強化学習 – REINFORCEとActor-Critic
     → 方策そのものを直接学ぶアルゴリズムの考え方
  • 第8回:先進的方策勾配 – PPO, SAC等と医療シナリオ
     → 安定性と表現力を両立する現代的強化学習手法
  • 第9回:オフライン強化学習 – 医療データセットでの学習
     → 実世界の履歴データを活用した学習とその限界
  • 第10回:安全性と解釈可能性 – Safe RL / Explainable RL
     → 医療導入に不可欠な安全性と説明責任の確保

第3部:モデル構築・応用展開・大規模言語モデル連携

  • 第11回:モデルベース強化学習 – シミュレーションに基づく治療計画
     → 状態遷移モデルを活用した未来予測と意思決定支援
  • 第12回:ケーススタディ① – ICU管理(Sepsis治療方針など)
     → 現場のデータに基づいた治療戦略の強化学習最適化
  • 第13回:ケーススタディ② – 放射線治療/画像誘導治療におけるRL応用
     → 高精度かつ個別化された治療実装への挑戦
  • 第14回:マルチエージェント強化学習と医療チーム最適化
     → 医療チーム間の連携と役割分担を学習する協調型AI
  • 第15回:RLHFと大規模言語モデル – 医療ガイドライン最適化
     → LLMと強化学習による医療意思決定プロセスの進化

第4部:不完全情報・倫理・統合展望

  • 第16回:部分観測(POMDP)と医療データの不完全性
     → 観測が限られた中でも行動を最適化する数理的手法
  • 第17回:安全強化学習(Safe RL)の発展 – リアルタイム監視と制限
     → 学習プロセスの中で安全性を常時確保する枠組み
  • 第18回:規制・認証・研究倫理 – 実臨床導入の壁
     → AI医療導入に必要な制度・倫理的整備の視点
  • 第19回:総合演習 – 自分の医療シナリオをRLでプロトタイプ
     → 医療者自身による強化学習活用の構築・検証体験
  • 第20回:まとめ & 最新動向 – Dreamer, MuZero, Multi-objective RL, LLM連携など
     → 次世代強化学習の潮流とマルチ目的・大規模AIとの融合展望

[Series V] 視覚でとらえる医療AI:医療画像認識とディープラーニング /
Medical Imaging and Deep Learning: Seeing Through AI’s Eyes

💡 目的:X線・CT・MRIなどの画像データをAIで読み取る仕組みを学ぶ

  • 画像の前処理・アノテーション・CNN(畳み込みニューラルネット)入門
  • 肺疾患の分類、病変セグメンテーション、病理画像の応用など
  • Grad-CAMなどの可視化・説明技術も含む

[Series T] タイムラインを読むAI:医療時系列データと予測モデリング /
Temporal AI for Healthcare: Modeling and Predicting Over Time

💡 目的:バイタル、検査値、服薬などの時間的変化をAIで捉える方法を学ぶ

  • RNN/LSTM/GRU・時系列の前処理とデータ拡張
  • ICU予後予測・早期悪化検出・生活習慣予測への応用
  • 近年のTemporal Transformerなども紹介

[Series E] 医療AIの実装力:現場導入・評価・デプロイの実践講座 /
From Model to Bedside: Deploying and Evaluating Medical AI in Practice

💡 目的:モデル構築だけでなく、現場に“届ける”までを学ぶ実践的シリーズ

  • モデル評価(AUC, Precision-Recall, F1)、バイアス検証、意思決定支援ツール化
  • フロント(UI/UX)設計、API化、オンプレ・クラウド運用の基本
  • PMDA・倫理委審査への対応や実運用時の工夫もカバー

[Series D] データをつくる!医療AIのための前処理・アノテーション講座 /
Data for Medical AI: Curation, Labeling, and Preprocessing Mastery

💡 目的:良質な医療AIモデルを作るための“データ整備”の全プロセスを学ぶ

  • 欠損補完・匿名化・データ正規化・構造化
  • 医師と協力したアノテーション設計(症状・画像・診断)
  • セキュリティ・法的観点(匿名加工情報/準匿名化)

[Series W] 音で診る医療AI:音響・生体信号とAI解析 /
Sound and Signals in Medicine: AI for Audio and Biosignals

💡 目的:心音・呼吸音・脳波・心電図などをAIで解析する方法を学ぶ

  • 音声のスペクトログラム化・CNN/LSTMによる分類
  • ECG/EEG解析、異常検知、遠隔医療でのリアルタイム分析
  • 医療音響データの公開リソースと活用実例

[Series X] 特化医療分野別シリーズ(分野別導入編) /
AI in Specific Clinical Fields: Radiology, Oncology, Psychiatry, etc.

💡 目的:専門分野ごとのニーズ・課題・AI導入の勘所を学ぶ

  • [Series X1] 放射線科×AI
  • [Series X2] 精神科×AI
  • [Series X3] 腫瘍内科・がん領域×AI
  • [Series X4] 小児科・高齢者医療×AI
  • [Series X5] 看護×AI
免責事項・注意事項等
  • 法令遵守について
    本教材はあくまで一般的な学習参考用の内容であり、医師法、薬機法、個人情報保護法、医療広告ガイドライン等の適用判断については、必ず厚生労働省・PMDA・経済産業省・各学会などの最新の法令・ガイドラインをご自身でご確認のうえご利用ください。
  • 医療行為の責任について
    本資料で紹介する AI 技術・手法は臨床診断・治療の補助を目的としていますが、最終的な診断・治療方針の決定および報告書の承認は必ず医師などの専門資格保持者が行ってください。AI の結果のみを鵜呑みにせず、Human-in-the-Loop の原則に則り、人間専門家による検証プロセスを実施してください。
    本コンテンツは、医療AIに関する技術的な学習と理解を深めることを目的としており、特定の医療行為を推奨、あるいは医学的助言を提供するものではありません。実際の臨床判断は、必ず担当の医療専門家にご相談ください。
  • プライバシー保護について
    本コース内で紹介するデータセットを利用する際は、各データセットのライセンス条件および研究倫理指針を厳守し、患者情報の匿名化・同意取得など必要な個人情報保護措置を確実に講じてください。
  • 知的財産権について
    本記事中の図表・コード・文章などを二次利用または転載する場合は、必ず引用元を明示し、権利者の許諾および適切なライセンス表記を行ってください。
  • 情報の正確性について
    本資料に記載する数値、事例、ライブラリのバージョン情報などは執筆時点の情報に基づいています。機能やライブラリはアップデートにより変更される可能性がありますので、必ず最新の公式ドキュメントや文献をご確認のうえ適宜アップデートしてご活用ください。
  • AI 活用の留意点
    本内容には AI の提案をもとに作成した部分が含まれていますが、最終的には専門家の監修・編集のもとで公開しています。特に生成系 AI を用いる場合は、ハルシネーション(誤情報)やバイアスに十分注意し、必ず人間専門家が結果を検証してください。
  • 免責事項
    本資料の利用によって生じたいかなる損害についても、著作者および提供者は一切の責任を負いません。研究・学習目的以外での利用はご遠慮ください。
  • 対象読者・前提知識
    本教材は医療従事者および AI 技術に関心のある技術者を主対象とし、Python の基礎知識や統計学の初歩的理解を前提としています。
  • 環境・互換性
    本資料で扱うコード/ライブラリは執筆時点の特定バージョンを前提としています(例:PyTorch 2.0、Transformers 4.x)。実行環境(OS、ハードウェア、依存パッケージ)によっては動作しない場合がありますのでご注意ください。
  • 免責範囲の明確化
    本教材に記載された内容はいかなる場合も「診療行為」としての効力を持ちません。製品やサービスの導入検討にあたっては、別途法務・品質保証部門との協議および正式な承認プロセスを経てください。